レモンは活動的なので、すぐ外に出たがる。
廊下に出たい時は、玄関で「にゃ~ん」と呼んで催促。
扉に前足をかけて、「早く、早く」と待っている。
扉を開けて出してあげると、「ぴゅーっ」と駆けて行って、いつもと違う匂いや音を楽しむ。
そんなレモンを見ていると、いつも、猫を軟禁しているんじゃないだろうか・・・、という気持ちになってしまう。猫が一番幸せでいるには、どうしたらいいんだろう・・・、と考えてしまう。
雨の日に捨てられて、濡れそぼって衰弱していたレモンとぶどう。だけどあの時、家に連れてきてしまって、本当に良かったんだろうか。
もしも連れてこなかったら、死んでしまっていたかもしれないけれど、もしかしたらちゃんと生き延びて、去勢もされず、危険と隣り合わせだけど、光と風にあふれるお外を、のびのびと走り回って、猫らしく幸せだったんじゃないだろうか。
だけどそう考える一方で、通報されて保健所に連れて行かれてしまう猫、車にひかれてしまう猫、虐待されてしまう猫が多いことも知っている。本当は猫は外で自由にできることが一番だけど、現状を考えると、妥協策ではあるけれど、室内飼いが一番、猫にとっていいのだ、という理論も、頭では理解できている。
だけど、何年たっても、やっぱり納得できていない。いつもいつも、これでいいんだろうか、と辛くなってしまう。
この辛さから逃れたくて、いろいろな人と話をしたり、調べたりもしたけれど、逃れられないということも、本当は分かっている。この辛さを一生抱え続けることが、「猫と暮らす幸せ」の代償なんじゃないかと、最近では思っている。
レモン、ごめんね・・・。自由に走り回ることはできないけど、時々は一緒に外に出ようね。。。
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